さて、街コンとマッチングアプリでは、どんな違いがあるのでしょうか。
まずはそれぞれの特徴について知りましょう。
目次
街コンとマッチングアプリ、それぞれの特徴
街コン
特設会場やお店に実際に足を運んで参加する街コンは、友人と一緒に参加することもできるものです。
初めての人とも対面してコミュニケーションができるのが特徴、所作や言動から人柄を見ることもできるので、その人がどんな人なのかがわかりやすい安心感がありますね。
また、街コンではテーブルを囲んで行うスタイルのものもあります。
男女3人ずつなど複数名と会話ができるので、一度に多くの人とコミュニケーションすることが可能です。
グループで話をすればプレッシャーもかかりにくく、異性とも自然と話しやすくなるでしょう。
ただし街コンの場合は、気になる相手がいても連絡先交換の保証はありません。
連絡先が交換できなければ、その場限りの関係で終わってしまうこともあるでしょう。
マッチングアプリ
多くのマッチングアプリは、相手を「検索」することから始まります。
自分の理想の条件をチェックして検索するので、アプリがはじき出した相手は、あなたと考えが似ていたり、好みのタイプだったりするでしょう。
最初から理想に近い人と出会えるのは、マッチングアプリの利点です。
ただし、実際に相手に会ってみないと、そのプロフィールが本当かどうかは確認できません。
最近では身分証の提出を求めるアプリもありますが、職業や身長、趣味や休日の過ごし方などはごまかせてしまいます。
街コンの方が合っている人
さて、それぞれの特徴がわかったところで、「自分にはどちらが合っている?」と迷ってはいませんか?
まずは、「街コンの方が合っている人」についてみていきましょう。
見知らぬ人にいきなり会うことに抵抗がある
1対1で初めての人に会うのが苦手なら、街コンです。
街コンでは、必ずしも初対面の相手とずっと一緒にいる必要はありませし、お友達とも参加できます。
街コンは、見知らぬ人といきなり会うことに抵抗を感じるシャイな方に向いているでしょう。
中には、「マッチングアプリ=出会い系」と思っている人も多く、抵抗を感じている人もいらっしゃるでしょう。
そんな方には、街コンの方が安心して参加でき、楽しめるかもしれません。
コミュニケーション力に自信がない
街コンは、「コミュニケーション力に自信がない」という方に向いているといえます。
お友達と一緒に参加すれば、友人が異性との相手に入ってくれたり、会話をサポートしてくれたりして、ある程度打ち解けて仲良くなれるかもしれないからです。
これまで一人で婚活をしてきてうまく行かなかった人、簡単な会話だけで婚活が終了していた人は、「友達と一緒に街コン」に参加してみてください。
シャイな方でも、積極的に街コンに参加すれば、異性だけでなく同性の友人もできるかもしれません。
また、お友達と一緒なら、コミュニケーション力を鍛えることもできるかもしれませんよ。
ワイワイとにぎやかな感じが好き
街コンは大人数が集まるものです。
街コンはいわばパーティーのようなものですので、にぎやかな雰囲気が好きな人は楽しみでしょう。
また、街コンは地域おこしを兼ねて開催されることもあります。
その土地ならではのサービスがあったり、開催店のオリジナリティあふれるメニューにありつけたりするなど、“出会い以外”にも魅力が詰まっているのがいいところです。
マッチングアプリの方が合っている人
さて、次はマッチングアプリのほうが合っている人について解説していきましょう。
出会いを求めていることを周りの人に知られたくない
マッチングアプリは、スマホがあれば、他の誰とも出会わずに24時間いつでも婚活が可能です。
いい人がいないかな?と、検索するのも、素敵な人とメッセージを交わすのもいつも一人です。
「人目を気にしないでよい」のは気軽でいいかもしれません。
マッチングアプリの中には、あなたのFacebookアカウントを登録することで、アプリ内検索に「Facebookや実生活でつながりのある人」が表示されないようにしているものもあります。
これであれば婚活していること自体、周囲に隠すこともできるでしょう。
マッチングアプリは、結婚相談所へ通ったり、婚活パーティーへ足を運んだりするとき、周囲の目が気になる人にピッタリの婚活方法です。
たくさんの人と出会いたい
マッチングアプリは、設定次第で幅広い人と出会えます。例えば、海外に暮らしている人とでも出会えるのです。
もしかすると、にぎやかなパーディーなどに参加するのが苦手な人や、仕事が忙しくイベントへの参加が難しい人は、マッチングアプリを使っているかもしれません。
また、医者や経営者といった人たちも、人目を気にしてマッチングアプリを使っている可能性があります。
「自分にはどんな人が合っているんだろう」と悩んでいるなら、マッチングアプリで多様な人と交流して、自分の理想像を探ってみるのもおすすめです。
検索しながら「こんな人がいいかも」と、思いを巡らせてみるのもいいですね。
相手の人柄を知ってから会いたい
マッチングアプリでは、メッセージのやり取りが主体です。
最低限、自分の顔写真などは公開するかもしれませんが、その人の内面を感じながらメッセージのやり取りがきるはずです。
相手の人柄をある程度理解してから対面できるので、考え方によっては街コンよりも安心かもしれません。
自分の内面で判断してほしいという人にも、マッチングアプリは最適なツール。
容姿に自信のない人でも婚活しやすいのが利点でしょう。
街コンとマッチングアプリ、それぞれの注意点
さて、街コンでもマッチングアプリでも、いい出会いのためには注意しなければいけないことがあります。
それぞれの注意点をご紹介します。
街コン参加時の注意点
街コンはコミュニケーション力が必要な場です。
とにかく異性と接点を持ち、会話をしなければなりません。
また、一緒に飲食をすることが多いので、気配りが必要な場面も出てきます。
そこで上手に振る舞えなければ、一人出遅れてしまうこともあるでしょう。
街コンへこれから参加するなら、まずはTPOに合う服装、明るい挨拶など、第一印象を良くする工夫をしてください。
次に、コミュニケーションに自信がないのであれば、フォロー役の友人と参加するといいでしょう。
人の話を聞くときには、楽しそうな態度で、を心がけてください。
他にも、緊張すると「出会いよりも食べ物」と、フォーカスがズレてしまうことがあります。
とくに飲みすぎや食べ過ぎは要注意。
素敵な異性に二次会へ誘われても参加できなくなるので、程々に抑えてくださいね。
マッチングアプリ利用時の注意点
マッチングアプリは、メッセージをやり取りするだけです。
でも、テキストだけでのやり取りは少々行き違いが発生する場合も……。
同じ言葉でも意味が違う可能性があるので、対面する前に100%信じ切ってしまうのは危険です。
例えば、多くのアプリは専用のメッセンジャーがありますが、仲良くなるとLINEを交換することがあります。
ですが、LINEの交換を急かすようであれば、それは“ヤリモク”と呼ばれる下心のある人かもしれません。
特にデートを急かす場合は「あやしい」と思ってOK。
初デートはマッチングから2週間後くらいが目安といわれています。
カンタンに了承しないようにする位が安心です。
特に、女性の場合はデートのセッティングに注意してください。
例えば、待ち合わせ場所を人通りの少ない場所にしてしまうと、万が一のとき大声を上げても助けてもらうことができません。
お店などで落ち合うときも、その店がどんなお店なのか、きちんと下調べしてから行くようにしてください。
初めて会うのであれば、「昼下がりのカフェテラス」もいいでしょう。
お酒を飲む必要がなく、人目もあるので安心です。
それでも見極めが難しい場合は、デート前に「長電話」を仕掛けてみましょう。
身体の関係を迫るようなタイプの男性は、長電話が苦手な傾向にありますので、ある程度ふるいにかけることができます。
他にも、仕事のことや居住地についてなど、個人的な情報を根掘り葉掘り聞き出すのも効果的です。
もし、相手が下心だけの男性だったら、答えるのを嫌がるでしょう。
マッチングアプリでは実際に、「身体だけの関係を迫られた」「既婚者だった」「あやしいビジネスの勧誘だった」など、トラブルも起きています。
デートをしてみたら「プロフィール写真と本人が別人だった」というひどいケースもあるので、過信はよくありません。
まとめ
街コンにもマッチングアプリにも、それぞれいいところと注意しなければいけない点があります。
しかし、どちらもあなたの婚活をサポートしてくれる強い味方です。
きちんと理解して利用すれば、いい人との出会いを導き出してくれるものでもあります。
自分にはどちらの婚活が向いているのか考えながら、上手に活用してみてくださいね。